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ありのままの私
- 2014/11/30
今年も残すところ1カ月、アナ雪ブームで「ありのまま」という言葉が流行しました。
16年前、3人の子育てと仕事に追われ、化粧することさえ忘れていた頃、ある研修会で
浜 文子さんの講演を聴く機会がありました。
浜さんは詩人、ジャーナリストで幼児や老いの問題をテーマに執筆、講演活動をされている。
その時に紹介して頂いた詩が好きで今も時々読み返している。
「赤ちゃん」
あわて者でもいい
泣き虫でもいい
手先が不器用でも
音痴でもかまわない
もちろん
人が振り向くほどの
美人である必要もない
とりたてて特技がなくても
高尚な趣味も
噂に上がるほどの博識も不要
おまけに
学歴、職歴、賞罰、一切不問
そのままのあなたがいい
そのままのあなたが好き
赤ちゃんはそう言いたくて
あなたに両手を伸ばしてくる
本当にそう、4人の子育てをして感じました。
こんないたらない母でも「ママじゃなきゃやだ~」
とこまらせた。
保育園に迎えに行くと遠くからでもダッシュで駆けてきて
ママ~と抱きついてくれる。
あの子どもとの甘美な時間を思いだすだけで
目頭が熱くなる。
あの子たちはありのままの私を受け入れてくれた。
いい母親だったかと聞かれると自信はない。
でも母の時間(とき)を過ごせた事は人生のうちでピークだったと思う。
子ども達、ママを幸せにしてくれてありがとう!